こんにちは。
突然ですが・・・・問題です!!
Q.恋人や夫などの身近な男性から、殴るなどの身体的暴力を受けたことがある女性は、日本の女性のうちの何%になるでしょうか?
A.正解は・・・24.9%です(2012年内閣府調査)
つまり、日本の女性の4人に1人は身体的暴力を受けたことがあるということになります。
このデータを皆さんはどう感じられますか?
もちろん、身体的にはなくても精神的・性的・経済的・社会的な暴力を含めれば、その割合はさらに高くなりますし、女性から男性への暴力もありますし、同性のカップル間でも暴力は起こりえます。
DV(Domestic Violence)は恋人や夫婦など「親しい関係の男女(カップル)」の間で起きる暴力のことで、特に若い世代でのDVは「デートDV」と呼ばれ、痛ましい事件が連日のように報道されており、大きな社会問題となっていることはご承知の通りです。
そこで、「デートDV」について職員が集まって学び合うこととなり、NPO法人女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべの石崎和美さんを講師としてお招きし、「デートDV防止に向けて~対等な関係をつくろう~」というテーマで職場内研修会を開きました。
事務所のお留守番を施設長にお願いし(笑)、研修会には女性職員も男性職員も新人も中堅もベテランも宿直明けの職員も参加しました。

石崎さんからは、「DVは『相手を力で支配する=思うようにする』ことです」との説明があり、「暴力はどんなことがあっても許されない」とのお話がありました。

そして、各自で「デートDV危険度チェック」をして自分が被害者や加害者になっていないかを確認してみたり、数名が交代でみんなの前に立ち、手渡されたシナリオ通りにDVの関係にあるカップルや対等な関係にあるカップルを演じたりもしました。

そして、「対等な関係をつくるには、自分を尊重し、同時に相手を尊重すること」だということをみんなで確認しました。
では、最後に今回の研修会で学んだことをおさらいし、せっかくなのでココで皆さんと共有したいと思います。
☆どんな人も、いやなことを無理強いされたら拒否する権利があります!
☆たとえ、傷ついても、人には必ず回復するパワーがあります!
☆あなたの知識や、あなたの一言が誰かを助けるきっかけになることがあります!
今回多くの職員が一緒になって、とても大切なことを勉強することができました。
講師を務めてくださった石崎さん、本当にありがとうございました。
東さくら園では、これからも様々な研修や学習を通じて、職員一人ひとりの学びを深めていきたいと考えています。
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