「隣る人」~never let me go~

2012年9月19日 リアン東さくら

こんにちは。

秋の虫の鳴き声が聞こえ始め、季節の移ろいが感じられるようになってきましたね。

さて、今日はとある映画をご紹介したいと思います。

それは「隣(とな)る人」というドキュメンタリー映画です。

この映画は2011年度の作品で、ある児童養護施設の日常を追った8年間の映像スケッチです(刀川和也監督作品 文部科学省選定)。

5月の東京での上映を皮切りに、全国で順次上映がされており、いま大阪と神戸で上映がなされています。

大阪は第七藝術劇場、神戸は神戸アートビレッジセンターです。

いま、40,000人以上の子どもたちが様々な事情で親元を離れ、児童福祉施設や里親宅で生活をしています。

こうした子どもたちの「最善の利益のために」「社会全体で子どもを育む」という理念のもと、母子生活支援施設や児童養護施設をはじめ各種の児童福祉施設・里親が「社会的養護」を担い子ども達の健やかな育ちを応援しています。

この映画はまさにそんな「社会的養護」の現場からのメッセージです。

不安の中で揺れ動く子どもたち、子どもに寄り添う保育士の方々、人生を修復しようともがく実の親御さん、生命力にあふれる人々の姿がみずみずしく描かれ、観る人を笑いと涙、温もりで包み込む映画ですので、興味・関心のある方はぜひご覧ください!

「隣る人」のホームページはこちらです。