小松地域の方との交流事業として、11月28日(水)に北さくら園見学会を開催し、15名の方にご参加いただきました。
母子生活支援施設の役割や施設での取り組みを紹介し、施設で生活されている母子が生活の基盤を整えて地域の一員として生活するためには、施設の支援だけでは完結できず、地域の方にも今後もお力添えや見守りをしていただきたいことをお話しました。空き居室や共同浴室を案内しながら、参加者の皆さんからたくさんのご質問やご意見、暖かいお言葉を頂戴し、関心を寄せていただいていることを実感しました。
参加者の方より、「浴室が狭く、入浴時間の制限がある状態を改善できれば、お母さん方の心の余裕に繋がるのではないか。」「町会の行事に参加するなど、地域で交流する機会を増やしていけば、地域の人と顔見知りになり、園で生活する母子が次の町会行事への参加のきっかけや、退所時の安心に繋がるのでは。」との貴重なご意見をいただきました。
こういった、施設を初めて訪れた方々の率直な感想から、私達も改めてニーズに応えた支援や体制について考える事ができました。
母子生活支援施設の利用者は就労先や通学先の都合上、退所後も施設と同じ地域で生活される方が多く、入所中から地域との繋がりを築いていく事が大切です。
色んな事情を抱えて入所される性質上、情報公開には充分な配慮が必要ですが、地域の方々にはどんな方が施設で暮らしていて、日頃どういうサポートがあれば有難いのか、を知って頂き、利用者の方々にはこの小松地域がどういった組織で成り立ち、どうやって見守りや支え合いをされているか、を知って貰うほんの一歩として、今回のような交流の機会はまた設けていきたいと考えています。
最後になりますが、今回ご参加いただいた皆様、また、施設見学にご協力いただきました小松地域いきいきネットワークの皆様、本当にありがとうございました。
この場をお借りし、厚く御礼申し上げ、今後もご理解・ご助言の程、よろしくお願い申し上げます。